30代中盤・未経験からGoエンジニアを目指す人のブログ

~プログラミング関連、勉強法などから雑記まで赴くままに~

「達人に学ぶ DB設計 徹底指南書」を読んでの感想を。

SQLに続き、DB設計をということで、 達人に学ぶ DB設計 徹底指南書を読みました。

良かったところ

バッドノウハウ、グレーノウハウ(筆者の造語)が豊富

構成としては9章あり、そのうちの6章まででデータベースが如何にシステム開発において重要なのかから、
論理設計と物理設計(それぞれの理想とトレードオフに関しても)、
正規化と非正規化とパフォーマンスについてまで理論的なところを学べますが、
この本の特徴になる筆者の実体験にも基づいたバッドノウハウ7章、グレーノウハウ(違法スレスレのグレーゾーン)を8章で学べ、
全体として上手くまとまってるのがこの本が評価されている点だと思い、良かったと思ったところでした。

章末に練習問題

各章末に演習問題があり、前回のSQLと同様であるが単純に問題を解くようなものだけでなく、
「〇〇について情報を調べてください」や、「考えてください」「例を上げてください」
と、能動的に考えて解くような問題も多くて身になる良い演習問題ばかりでした。

学んだところ

DB設計の基本から応用まではもちろんのこと、特に印象に残っているのが、

です。
論理設計における理想は知識としてインプット出来ますが、実際にはその理想だけでなくパフォーマンスについても考えなくてはいけなくそこにはトレードオフがありしっかりそこも踏まえることの重要性、
グレーノウハウに関してはちゃんとグレーゾーンということを認識したうえでトレードオフを踏まえて使用を検討すべきというスタンスを学べました。

終わりに

DB設計をする上での論理的な理想だけでなく、現実における設計の難しさを学べます。
実際にDB設計をすることになったときには改めて片手に持ちながら設計することになると思います。